40歳で初めて父になる僕のブログ

妻(39歳)の初産までの軌跡とその後を、夫(40歳)の視点で綴ってみます。

パパと遊ぶ会みたいなのに参加したら単身参加が僕だけだったのでイクメンのふりをしてきた話

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こんにちは。ちゃはちです。

先日近所の児童館のような所で定期的に催されている「パパと遊ぼう(仮名)」という会に参加してきました。

6ヶ月の息子と2人きりの外出は実はこれが初めてです。

パパと遊ぼう

自宅近くの児童施設では、定期的に小さな子供を持つ家庭向けの企画を開催しています。

育休中の妻も、これまで何度かこういった催しに参加しています。手遊びの会とか、地元の中学生と触れ合う会とか。

で、先日妻から「お父さん向けの会があるよ」ってことで、週末に行われるお父さんと子供が遊ぶ会を勧められました。

おそらくコンセプトとしては、普段仕事でなかなか子供と触れ合えないお父さん達に、子供が喜ぶ遊びを教えて触れ合ってもらおうということなのでしょう。

確かに僕も平日はなかなか息子と触れ合う時間が取れないです。仕事から帰ってくると大体息子はもう寝てますから、朝の短い時間しかないんです。

その分週末にベタベタと汗まみれで触れ合っているので、わざわざ外に出て遊ぶことも無いかもしれませんが、考えてみれば「遊び方」が完全自己流です。

息子を喜ばせることにそれなりの自信はありますが、小梅太夫や泉アツノのモノマネは我ながら「邪道」だと思います。人様の前ではなかなか出来るようなものではないですから。恥ずかしくて。

やっぱり正統派の遊び方というのも学ぶべきでしょう。

実は2人きりのお出かけは初めて

これまでも息子と2人きりの時間はありましたが、全て自宅でのこと。

息子と2人で外に出るというのはよく考えると何と今回が初めてです。ショッピングセンターで妻と別行動して2人きりとかはありましたけど。

近所ですし、特段大きな不安もないですが、念のためオムツや着替えなどを妻のマザーズバッグに準備します。やっぱりファザーズバッグが欲しいな。

ベビーカーか抱っこひもか。迷いましたが抱っこひもで行くことに。ベビーカーは肌が触れ合う暑さはないですが、アスファルトの照り返しがありそうですし、その暑さを共有することができない不安があります。

準備万端整えて、いざ出発しました。

父親単独は僕だけ

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開始時刻の15分ほど前に会場に到着すると、すでに多くの親子が集まっていました。子供の月齢も様々ですが、同じくらいに見える子たちもたくさんいます。

あれ?でも良く見ると、みんな夫婦で参加してます。隅々まで見渡しても、やっぱり父親だけで子どもを連れてきているのは僕だけのようです。

きっと自己がしっかりと確立していて、周りの目など気にしないちゃんとした大人であれば何ともないのでしょう。

しかし僕は人と違うことを恥ずかしく感じてしまう気弱で(40歳のくせに)精神年齢の幼い日本人です。

「あら、あそこのパパ1人だわ。どうしたのかしら…」などと思われていないか。

チラチラと見られているような気がして落ち着きません。完全に自意識過剰です。

恥ずかしい…恥ずかしい…。

開き直った 

と、一通り恥ずかしがった後、僕は一気に開き直ります。恥ずかしがりのくせに開き直りの早さには定評があります。

「いや、逆だ。父親が1人で子供を連れているのは最近の風潮からしたらむしろプラス評価かも知れない。あれだ、イクメンってやつだ。ここは堂々としてイクメンのフリをする方が得策に違いない。」そう考えました。

しかし、別にイクメンでも何でもない僕は何をイメージしてこれを演じればいいのか…。

次の瞬間「演じなさい…」そんな初老女性の声が聞こえて僕に何かが憑依しました。

降りてきたのは…

小栗旬です。

僕にとって育児をする父親のイメージはドラマ「コウノドリ」での小栗旬でした。

よくよく考えれば、小栗旬の役どころは不慮の事故で出産と同時に妻を亡くし、仕事と子育ての両立に苦悩する男性の役です。

イクメンというよりはイケメンシングルファザーですが、僕はイクメンよりイケメンに憧れているので何の迷いもなくこれを受け入れたのでした。

なんだかんだ楽しい

一度開き直ってしまえば大したことはありません。僕は小栗旬なのだから。
「あら、あそこのイクメン、イケメンだわ」
僕は紛れもなく非イケメンですが小栗旬はイケメンですので、そう思われているに違いありません。


程なく会は始まり、係の方の先導で手遊びをしたり、音楽に合わせて体を動かしたり。

「サン、ニー、イチ、はっしゃー‼︎」

と、ロケットのように息子を持ち上げる遊びでは、お星様になった妻に届けとばかりに誰よりも高く持ち上げました。(注:妻は生きています)

他のパパやママと話す機会もしっかり設けられていて何組かの家族と数分ずつお話をしました。

特に月齢の近い子がいる家族だと色々と共通する話題もあったり、参考になることがあったりととても有意義でした。

だいたい決まって「おひとりで来られたんですか?偉いですね。」みたいなことを言われたので、やっぱり小栗旬に見えていたのだと思います。

 

けっこう楽しかったです。息子は終始グズることもなくぼけーっとしてましたが、他の赤ちゃんにも手を伸ばしたり伸ばされたり、普段なかなかないふれあいに不思議そうな顔をしてました。来てよかった。

帰り際、息子を抱っこひもにセットしていると、先程会話をしたお父さんから

「さすがになれてますねー」

何て言われて

「いやーそんなことないですよ」

って返したんですが、ホントにそんなことなくて、なにせ抱っこひもを使って息子を抱っこしたのは今回で3回目位です。

外出はベビーカー中心ですし、抱っこしなきゃいけない場面では、腕力に物を言わせてそのまま抱えることが多かったので。

堂々としているとバレないもんですね。

それから帰路につき、もう少しで自宅に到着するといったところで、コーヒーとアイスの入った袋をぶらさげてコンビニから出てきた妻とばったり出くわしました。

そんな風に身軽な妻と外でばったりみたいなシーンもすごく久しぶりな気がして、なんだか不思議な気持ちがしたのと同時に、もうちょっとゆっくりしてくれば良かったかなとも思いました。

イクメンであることよりずっと大事なこと

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イクメンという言葉が世に知れ渡ったのは2010年に当時の長妻厚生労働大臣が主導して始まった「イクメンプロジェクト」がきっかけだと言われています。

同HPには定義として

子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。

https://ikumen-project.mhlw.go.jp/project/about/

とあります。

これだけみると「考えている」だけでもイクメンらしいですから、決してハードルは高くないのかなとは思います。

もっとも「男性が子育てをすることが当たり前であってほしい」ということから、そもそもイクメンという言葉が存在すること自体に疑問を感じる人もいるようです。まあそれも分かります。

でも、プラスイメージの新しい言葉を流行らせることによって、男性の子育てへのイメージをプラスに転換するという一種の啓蒙としては、非常に意義のあることだったのではないかと思います。今後これが更に浸透して当たり前になった時、言葉としての役割を終えていくことになるのでしょう。

 

ただ、世間のイメージを変えるということとは別に、実際に子育てをする当事者となった場合にはイクメンであるかどうかよりも、もっと大事なことがあるのではないでしょうか。

それは、家族のありかたや理想を夫婦で共有しているということ、同じビジョンを持って2人でその実現に向かっているということ、だと思います。

夫婦が向かい合って同じ方向を見ている状態。ちょうどイメージとしては「Yes、フォーリンラブ」みたいな感じです。

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その上でそれぞれが納得して役割分担をしたのであれば、極端な話、男性が仕事に専念して育児をほとんどしなかったとしても他人がとやかく言う筋合いは無いと思います。

100の家族があったら100通りの形があって良いと思います。それぞれがその時その時で取りうるベストの形なのであれば。

ただ一度決めた役割だからと言って、それを固定化してしまうのは良くないのではないかと思います。

特に初めての育児の場合、やってみなければわからないことがたくさんあります。

やりながら「やっぱ無理」となったら、都度その形をメンテナンスして、変化させることも必要なことではないでしょうか。

僕たち夫婦も現状は決して理想通りの形ではないかも知れませんが、取りうる最善として今の形になっています。もちろん状況が変わればまた違う形ににすることも考えようと思います。

 

それから、もちろん夫婦と言っても元は他人ですから、最初から同じ理想をもっていることは滅多にないことだと思います。ですから、ぶつかることは避けられない。

というか、むしろぶつかりながら泥臭くその都度見る方向を合わせていく作業をしていくしかないようにも思います。

ただ、お互いに同じ方向をみるための衝突であるとしっかり認識してないといけませんね。それがないとただのわがまま自己主張合戦ですもん。

見るべきは目の前の家族

実際に子供を持った時に自分を父親として評価するのは目の前の妻であり、子供でしかないです。

他人にいくら「いいお父さんですね」なんて評価されても、ちょっとその時に気分が良いくらいで他に何の意味もありません。

もちろん他人に良いイメージを持ってもらうことにより仕事や対人関係にプラスになるシーンはあるかも知れません。

でも実際の家族の中では世間の評価としての「イクメン」なんてほぼ無価値だと思います。

よくある「イクメンチェックリスト」みたいなものを見て「おれイクメン!」と安心して、すぐ近くにいる家族が本当に望んでいるものを理解しないでいるとしたらとても危険な気がします。見るべきものはチェックリストではなく目の前の家族です。

 

かく言う僕が、妻からどういう評価をされているかということは全く別の問題で、課題は絶えないです。何か僕が子育ての良いとこどりをしているような気もしてバランスが良くないところも多いなと。

しっかりと家族の声に耳を傾けて、少しでもそんな状況を解決できるよう行きたいなと思います。

「イクメン」よりも妻と息子にとっての「イケメン」になれるように。

では、また。