こんにちは。ちゃはちです。
息子が3ヶ月になりましたという記事を前回書きました。
で、書いたあとで再び恐ろしげな変化があったので、記録も兼ねて書いて見ます。
再びの”魔”
生まれてからほぼ3週後に「魔の3週目」に悩まされました。
それまでおとなしかった子が急に激しく泣きわめくようになるこの現象。
我が子も例外ではなかったようで、最初は結構面食らい、焦りました。汗だくになりながら抱っこしてましたよ。真冬に。
明確な原因はわからないそうですが、生後3週頃になると、母親の胎内との違いを認識して不安になって泣くのではないかと言われています。
その後、少し落ち着いたのか、それとも僕らが慣れたのか、「泣き」に対して以前ほどは気にならなくなったのですが…
ここ最近また不穏な兆候が。
1日を通して機嫌が悪い日が増えてきて、僕が仕事から帰ると妻が疲れた様子ですねています。
「この子私のこと嫌いなんだ…」
心底本気でそう思っているわけではないと思いますが、怒るように激しく泣き、なかなかおさまらない状況にそんな言葉がこぼれます。
色々調べてみると「魔の3週目」の次に「魔の3ヶ月」というのがあるんですね。しかも赤ちゃんは3の倍数で不安定になることが多いらしく、次は6ヶ月目だそうです。
3の倍数ってナベアツかよ。しかも3週目だけ「週数」であとは「月数」じゃねーか。
そんな風に思ったあなたは少し疲れています。ちっちゃいことを気にせず気楽にいきましょう。
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ていうか、6ヶ月目なんてあっという間に来るじゃんか。このまま「魔の3ヶ月」が終わらずに6ヶ月目が来たら、魔力倍増で大変なことになるじゃんか…。ガクガク、プルプル…
でもこういった不安定な時期というのは成長の裏返しであるようです。考えようによっては喜ばしいことなんですかね?
とは言え、特に平日一日中息子の魔力と対峙しなければならない妻は大変です。ちょっと心配。
「目には目を、魔には魔を」ということで
「ウヒハハハハー‼︎お前を蝋人形にしてやろうか‼︎」
と「蝋人形の館」を聞かせてみますが、何の効果もありません。当たり前です。閣下のハイトーンボイスなど耳に入らないほど大きな声で泣いています。
ある意味すげーなとは思います。ちっちゃい身体で長い時間全力で泣いてる。
僕は物心がついてからどんな感動のシーンを見てもほとんど泣くことがなく鉄仮面の異名を持っているんですけどね。えぇ。本当ですよ…。小さい頃、子猫物語を見て以来泣いてないですから。
大人だったらヘトヘトですよ。泣くのは結構疲れるんですよね。えぇまぁ、僕は鉄仮面ですから想像ですけども…。
黄昏泣き
ちょっと前に「黄昏泣き」という言葉を初めて聞いたんですけど、その時は息子にそんな兆候はなかったので「ふーん。なんかセンチメンタルね。」とか思ってました。
だって言葉のイメージからは…
どこからともなくあらわれたコウモリが、今日も嬉々として夜の帳をひきはじめる。
西の空を紅く染める潰し出されたような光は、地平線に押し込まれまいとする太陽の最後の抵抗に見えた。
「ああ、今日も1日が終わるのだ…」
窓から差し込むぬるい光線が自分と重なったその刹那、一筋の涙が薄紅に染まった冷たい頬をつたい、流れた。
~くまのぶーさん放浪記-第3章「赤羽でせんべろ」より抜粋~
みたいな。いや、なんかよくわかんないかもしれないですけど、要するに静かに泣くようなイメージですよ。
でも実際息子に現れた現象はぎゃん泣き。イメージと全然違う。
つまり黄昏を「1日の終わり」と捉えるのではなく、「夜の始まり」と考えるべきなのだ。
「フイハハハハー、夜が、夜がやってくるぜー‼︎」
黄昏泣きとは赤ちゃんの中に潜んでいる悪魔の目覚め。夜の訪れを喜ぶ歓喜の歌。
うそです。
「夜が来るよー、夜は怖いよー。」
といういたいけな赤ちゃんの恐れの叫び。かな。
天使と悪魔
散々我が子のことを魔力だ悪魔だと言って来ましたが、ホントは紛れもなく天使ですよ。純度100%の天使。天使of天使s。
ただ、赤ちゃんが抱えているのは純粋さ故の狂気。
怖い時、不快な時、眠い時、甘えたい時、ただただ素直に泣く。打算とか忖度とか(使いたかった)一切なく、感情のままに。
純粋さというものが何よりも強力な凶器になり、大人の心に突き刺さる。
悪気が無いというのが一番厄介だったりするのは何も赤ちゃんに限ったことではないですよね。
赤ちゃんの中に天使と悪魔がいるというよりは、赤ちゃんという純粋な天使の中に、大人にとっての悪魔が潜んでいるということですかね。
何だかよくわからない感じになってしまいましたが、要するに僕が言いたいのは
うちの息子は天使であり、僕は鉄仮面の内側で意外と頻繁に泣いているという事です。
何の解決策も示せないまま逃げるように終わりにします。
では、また。さようなら。
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