初めて息子を実家に預けて2人だけで食事に行ったらじじとばばの力を思い知った

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みなさんこんにちは。ちゃはちです。

息子が生まれてから半年が経とうとしていますが、先日初めてその息子を実家に預け、夫婦2人だけで食事に出かけました。

不安と罪悪感が少しありましたが杞憂に終わったようです。

じじ・ばばの提案「たまには2人で出かけてきなよ」

以前からそう言ってくれてはいたんです。

同じことを妹夫婦もよくやってますし、じじ・ばばからしてみても少しでも多く孫の顔を見たいという気持ちが強いみたいで。

win-winなんですが、うちの息子は寝ぐずりが激しかったりするんで、預けっぱなしにしたら迷惑かけるんじゃないかと不安でためらっていたんです。

でも今後のことを考えれば、いざという時にじじ・ばばを戦力として頼ることが出来ると何かと安心です。

そこでお試しの意味も込め、実家に息子を預けて2人だけで食事に行ってみることにしました。

ちょうど結婚記念日付近に休日出勤の代休が取れたので、いいタイミングってこともありました。

じじ・ばばのご紹介

せっかくなんで僕の両親を紹介します。

じじ(僕の父)

昭和14年生まれの七十…何歳だ?もはや分からなくなってきた。元鉄骨職人。僕が赤ちゃんの頃は仕事が忙しくほとんど家に帰ってこない状態だったそう。そのせいか未だに首の座らない新生児を抱っこするのは怖がる。でも幼少の頃、近所の子供を乳母車(古)に乗せたまま勝手に一日連れ回し、ちょっとした誘拐騒ぎを起こした程度に子供が好き。頑固で怒ると怖いけど基本的には温和。

ばば(僕の母)

女性の年齢に言及するのはナンタラとか言う人がいるので伏せますが、僕とは30歳差(計算不要)。実家は東北だが、生まれてすぐに敗戦により樺太(今のサハリン)から引き上げてきたという経歴があるため「私にはロシアの血が流れている」と根拠のない主張をしている。ただどう考えても日本人だ。父同様温和で人に対して攻撃的なことをほとんど言わないが、少し天然なので稀に全く悪気なく人を傷つけることもある。

よし、この際なので、僕達夫婦もあらためまして…

僕(ちゃはち)

もうすぐ41歳、日々加齢と戦っているが精神年齢は中学生くらいでカンストしている。大学卒業後某スーパーマーケットチェーンで精肉をいじる仕事に着くも、30歳で「賢者の石を探しに行く」と、突然牛刀を電卓に持ち替え税理士試験に挑み出す。数年の会計事務所勤務を経て、現在は一般事業会社のなんちゃって経理責任者。多額の費用を試験勉強に費やしたことから「TAC水道橋校は俺が建てた」と豪語しているが、投下資本の回収可能性に重大な疑義がある。どうやら賢者の石はドラクエの世界にしかなかった模様。飛行機に乗らず航空会社のマイルを貯める「陸マイラー」だが、離着陸時には未だに心拍数が上がる臆病者。あ、陸マイラーだからか…。

妻(ちゃはち妻)

女性の年齢に言及するのはあーだこーだと言う人がいるので言いませんが、僕と同学年(計算不要)。某国家資格を持っており、本気を出したら僕の収入を軽く凌駕する。ただし本気は出さない。普段の生活では曲がった事が嫌いで、完璧主義なところがあるのでそこが心配。「もう少し適当にやって良いんだよ」と適当を絵にかいたような僕が言っても全く説得力がないらしい。趣味はフィギュアスケート鑑賞。ヒラヒラした衣装が全般に好きで、僕が知人の結婚式に行くと「奥さんの衣装はどんなだった?」と、必ず聞いてくる。僕が「覚えてないや。でもメインのお肉が美味しかったよ。」と言うと激昂する。

はい、突然人物紹介しましたが、別にこれを踏まえなくても以後の内容には何ら問題はありません。

計画を立てよう…でも…

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これまでも結婚記念日には毎年ちょっとした食事をするのがお決まりでした。

さて、今回はどうしようかな。いつもは一休などで予約するんですが…。

いや今回は予約など危険です。授乳、昼寝、諸所のタイミングを見計らって息子をベストな状態でじじばばにお届けしたい…。

さすがに泣き叫んでいる状態で置いていくのは気が引けます。何が起こるか分からないし臨機応変に動かなければ。平日だし、予約なくても大丈夫でしょ。

ということで立てた計画はこうです…

息子起床→授乳→親食事→息子昼寝(1回目)→息子覚醒→離乳食タイム→授乳→実家へ出発‼→息子ごきげん状態で引き渡し

うん、完璧だ。これならちょうど昼前に実家を出ることができる。と思ってましたが実際はやっぱり…

昼寝(1回目)をしませんでした。というか3分で起きてしまいました。

何とか再び寝かしつけようとしますが全然寝ません。むしろなぜかうれしそうに笑っています。まさか3分で十分のショートスリーパーになってしまったのでしょうか?

もうしょうがない…ということで1回目の昼寝はカット。離乳食タイムから授乳をして出発しちゃいます。あとは実家についてから調整しよう。

僕の家から実家までは車で20分ほどかかります。家を出て程なくすると…

息子は車内で寝始めました。

家のベッドに寝かそうとすると必ずと言っていいほどグズるんですが、チャイルドシートやベビーカー、抱っこひもの場合は静かに寝入ります。

何なんでしょうかね。普段からこんな感じですんなり寝てくれればいいのに。

「せっかく寝たのでもったいない。少し遠回りをして時間をかけよう。」

とにかく息子をグズらせないためには、しっかりと睡眠をとらせることが重要です。これが上手くいかないと、1日ご機嫌斜めになります。

ということで、息子の昼寝の為だけに遠回り。ちょうど30分ほど寝たでしょうか、良い感じで目覚めたところで実家に到着しました。

しれっとお台場へ

実家に到着すると待ち構えていたじじばばが早速かまってくれます。息子もまだ人見知りはしないので、あやしてくれる人にはニコニコと笑います。

というかじじばばの顔はちゃんと認識しているっぽいですね。

さーて、どのタイミングで出発しようか。

「行ってきまーす‼」とかあまりちゃんとしたお別れの儀式をしてしまうと何かを察して泣かれるんじゃないか。

そんな不安もあったので、機嫌が良さそうなうちに何事もないようにしれっと実家を出ました。

息子よすまぬ。自分たちのわがままでお前をここに置いていってしまう愚かな親を許してくれ…。

拭い切れない罪悪感に後ろ髪をひかれながらも、ここからは久しぶりの夫婦二人だけの時間。ありがたく過ごさせていただきます。

目的地はお台場。実家からは車で2~30分程度です。

マンジャーレでランチ

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息子が生まれてからは車内での妻のポジションは左後部座席。チャイルドシートの隣です。

ということで今回は久しぶりの助手席。ずーっとここが定位置だったのに、たかが半年振りでも妙に新鮮に感じました。

目的地はお台場アクアシティ内にあるイタリアンレストラン「マンジャーレ」です。

www.bestbridal.co.jp

平日の湾岸エリアはトラックが多く、特別空いているわけでもないですが、ほぼ想定通りの時刻にお台場に到着しました。

こちらが「マンジャーレ」の入口。

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店内はなかなか荘厳な雰囲気。結婚式なんかもできるのでしょう。

やはり平日は予約は無くても大丈夫のよう。昼時ですが、すぐに席に通されました。

大きな窓から目の前にレインボーブリッジ。そして、なぜか、いつの頃からか、突然現れた自由の女神が見えます。

まぁでも外国人観光客がひっきりなしに女神前で写真を撮ってますから意義はあるのでしょう。

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曇っていた空も明るさを取り戻し、気分も晴れやかになったように感じます。

平日限定のパスタランチもありますが、一応記念日ということでコースを選択。

今まではアルコールが前提でしたが、車ですし、妻もまだ授乳してますからノンアルコールのドリンクで乾杯します。

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前菜はトウモロコシのなんちゃら

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パスタはマグロのトマトソース (だったと思う)

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メインは肉料理を選択 いわいどりのインボルティーニ(どういう意味だっけ)

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デザートは ティラミスとリコッタディアンジェラ(意味不明)をそれぞれ選びました。

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とこんな感じで、久しぶりにゆったりとした食事をすることができました。

どれも大変美味しゅうございましたよ。満足。

じじばばマジック

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さぁ、息子は大丈夫かな。ぐずって手を焼かせてないかな。

じじばばが「こんなに手がかかるならもういいやー。預かるのは今回限りで」なんてことになってないかな。

不安なのでいったんばばにメールします。機嫌が悪そうなら早く帰ろう。

しかし、ばばからの返信には…

「大丈夫よ。ミルク飲んでぐずることなく寝てるよ」

とあります。

ぐずることなく寝ている?そんなこと滅多にないぞ⁈どんなマジックを使ったんだ⁇

普段から家でもそうしてくれ!

まぁ、いいや。じゃあせっかくなのでもう少し楽しみましょう。

ということで、この後ダイバーシティ(ショッピングモールです)に寄って軽くお店を見て回ってから実家に戻りました。

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※今はガンダムないけどね

実家に戻り恐る恐るドアを開けると「キャッキャッ」という笑い声が聞こえます。

あやすじじばばに対して、息子がけらけらと笑っていました。最後まで上機嫌だったようです。良かった良かった。

たまにはいいよね

トータルで3〜4時間位の外出だったでしょうか。息子も心配をよそにたっぷり遊んでもらって楽しかったようです。

よく考えるとうちのじじばばはベテランのじじばばです。じじばばの中のじじばば。

息子が6人目の孫。僕には姉と妹が1人ずついるのでそれも合わせると、全部で9人もの赤ん坊を相手にしてきた猛者なんですよね。お見それしました…。

息子が生まれるまでは、子供を実家に預けて出かける妹夫婦を見て正直「どうなのかなぁ」と思うこともありました。

でも、僕達も実際に預けてみて、たまにはこういう時間も必要かな、とも感じます。

結果、子供を預けて出かけても「忘れて楽しむ時間」と言うより、少し離れて「客観的に子供のことを考える時間」だったように思います。

食事をしながらもこの先どうやって息子が育ち、どんな未来が待ってるのかを夫婦で話したり、子供服をゆったりと物色したり、普段よりもちょっとだけ冷静に「子供がいる今」に向き合えた気がします。

もちろん預けることができる存在がある事は非常に幸運な事で、ありがたい事です。近くにそういった存在がいない人もたくさんいるでしょうから。

でもうちのじじばばも高齢です。この先何年も力になってもらえるとは限りません。

もしそうなったとしても、たまには子供から離れて冷静になれる時間を意識的に取れるよう工夫したいものです。例え夫婦一緒じゃなくても。

子育てにより前向きになるためには大事な事なのかもしれません。特に今は息子につきっきりの妻にとっては。

週末の数時間だけでも、妻一人の時間を作ってあげられるようにしなきゃ。

では、今回はこの辺で、さようなら。

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