40歳で初めて父になる僕のブログ

妻(39歳)の初産までの軌跡とその後を、夫(40歳)の視点で綴ってみます。

夫の年齢もリスクを高める?高齢出産のリスクとどう向き合おうか

 

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こんにちは、ちゃはちです。

 

僕の妻は出産(予定)日時点で39歳。

 

ということで、いわゆる高齢出産に該当します。

 

でも、高齢出産の話題になると、問題視されるのはたいてい女性の年齢ばかりな気がします。

 

 

高齢のリスクは母親の年齢だけではない?

 

日本産婦人科学会の定義では、35歳以上の初産婦を「高齢出産」としています。

 

そして、この場合流産や子の染色体異常など様々なリスクが高まる、と、言われているのは良く知られているところだと思います。

 

しかし、今更ふと疑問に思いました。

 

父親の年齢は母親のように、リスクを高める要因にはならないのかな…。

 

ということで、「おーけーぐーぐる、出産における男の高齢リスクとは?」と調べてみると...。

 

色々出てきました。

 

インターネット上には不安になるような記事が盛りだくさんです。

 

特に多く目についたのが…。

 

子どもが自閉症になる確率が高まる

 

2006年にアメリカのマウントサイナイ医科大学が行った調査によれば、

 

父親が29歳以下の時に生まれた子供に対し、父親が40歳以上の時にに生まれた子供は自閉症となる確立が5.75倍以上高くなる」

 

という結果が出たということです。

 

え、ほぼ6倍じゃん。けっこうヤバくない…?

 

もう一度冷静に考えてみよう

 

 いや、待てよ、5倍とか6倍とか倍率ばかりが強調されているけど実際の発生確率はどれくらいなんだろうか…。

 

ということで調査結果をもっと細かく見てみると…。

 

父親が15歳から29歳の場合に子供が自閉症となる確率…0.056%

父親が30歳から39歳の場合に子供が自閉症となる確率…0.095%

父親が40歳から49歳の場合に子供が自閉症となる確率…0.32%、

50歳以上…0.53%

 

うん。5~6倍高くなるといっても、その確率は0.32%なのね。

 

これを高いと思うか、低いと思うか、人それぞれでしょう。

 

しかし、ことさらに倍率のみを強調されると非常にリスクが高いのではないかという感じがしますが、実際の倍率でみてみると、1000人に3.2人の確率です。

 

個人的には、決して高確率とは言えないのではないかと思えてきました。

 

数字を見るときは見かけの数にだまされないように、冷静になるべきですね。

 

それから冷静ついでにもう一つ思ったことが…。

 

結局は個体差

 

年齢という切り口で見た場合、確かに高齢になるにつれリスクが高まるという傾向は見て取れます。

 

しかし実際には年齢以外にも様々な要因が結果を左右するはずです。

 

生活習慣や体質、あるいは遺伝的な要因など、いまだ解明されていないけれど、因果関係のあるものは年齢だけに限らないですよね。

 

生物には個体差があります。

 

「年齢」は個体を構成する一要素であることに間違いはありませんが、あくまで数多くの構成要素の一つにすぎません。

 

なので、

 

「40歳の父親の子が自閉症になる確率は、29歳の父親の子が自閉症になる確率の5.75倍以上である」

 

は真実かもしれないけれど、

 

「40歳の父親である僕の子が自閉症になる確率は、29歳の父親の子が自閉症になる確率の5.75倍以上である。」

 

とは限らない。それより低いかもしれないし、高いかもしれない。

 

ってことだと思います。

 

高齢出産のリスクにどう向き合うか

 

父親の年齢と自閉症の関係については、それほど大きなリスクと考えなくても良さそう(個人の感想)ですが、冒頭に書いた通り、女性の年齢と因果関係のあるいくつかのリスクについては、その確率の高さから簡単に無視できないようなものもあります。

 

代表的なものでは…

 

母の年齢と自然流産率

24歳以下・・・16.7%

25~29歳・・・11.0%

30~34歳・・・10.0%

35~39歳・・・20.7%

40歳以上・・・41.3%

全体  ・・・13.9%  

虎ノ門病院産婦人科 1989.1.~1991.7.データ  

母体年齢と流産 周産期医学 vol. 21 no. 12, 1991-12より

 

 

 

自然流産率については35歳からその確率が大きくなることがはっきりわかります。

 

(ただし、全体の流産率がそもそも13.9%あり、流産自体が決して特殊な事象ではないことに留意する必要もあるかと思います。)

 

僕たち夫婦も、実は一年前に流産を経験しています。

 

母親の年齢とダウン症の子供が生まれる頻度 

25歳・・・1250分の1

30歳・・・952分の1

35歳・・・385分の1

40歳・・・106分の1

45歳・・・30分の1

厚生労働省 不妊に悩む方への特定治療支援事業のあり方に関する検討会報告書より

 

こちらも年齢とともに確率がかなり高くなっていることがはっきりわかります。

 

当然これらのデータもあくまで年齢のみを切り口にしたものです。

 

年齢だけでは、Aさんというある個人のリスク発生確率は決まらない。

 

これはさっきの話と同じですね。

 

とはいえ、それでもこの発生率の高さは、簡単に無視できるものではないと感じます。

 

こういったことから

 

「子供は若いうちに作った方がいい。」

とか、

「リスクが高いから諦めよう。」

 

と判断をすることはとても自然で、正しいことだと思います。

 

でもそれは、

 

「リスクを検討して判断する」

 

という行為が正しいのであって、決して

 

「高齢になってから子供を産むことは間違っている。」

 

ということではないと僕は思います。

 

もし確率だけで判断をするのであれば、30分の1のリスクは、30分の29の非リスクの裏返しです。

 

その確率が、絶対100%でない限り、どちらを選択するのが正しいのかなんてことは、誰にも分からない。

 

また、仮に考えていたリスク事案が現実のものになったとしても、その原因が果たして年齢のせいだったのか、これも誰にもわかりません。

 

 確率っていうのは判断の材料として利用するもので、善悪の判断には使えないと思うのです。

 

だから、せめて起こりうるリスクを出来るだけ正しく認識して、もしそれが現実となった場合のこともイメージしておくこと。

 

そしてそのうえで冷静に、よく考えたうえで結論を出すこと。

 

それ以外に正解はないんじゃないかと、僕は思います。

 

まとめ

  • 父親の年齢も出産のリスクを高める場合がある。
  • でも、数字の見かたには気をつけるべき。
  • 年齢だけで全ては決まらない。
  • 確率は判断の材料であって、善悪の基準ではない。

 

以上今回感じたことでございます。

では、また。