40歳で初めて父になる僕のブログ

妻(39歳)の初産までの軌跡とその後を、夫(40歳)の視点で綴ってみます。

帝王切開でかかった費用は〇〇円でした 保険請求も忘れずに!

 

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みなさんこんにちは。ちゃはちです。

 

先月息子が生まれましたが、帝王切開による出産でした。

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とにかく無事に生まれてくれてほっとしていますが、同時に現実的な問題として「お金がどれくらいかかったのか」という点も気になるところ。

 

帝王切開で出産した場合は、通常の分娩に比べて費用も高くなりそうな気もしますが…。

 

今回は我が家の出産にかかった費用と、これを少しでも取り戻すべく行ったことについて書いていきたいと思います。

 かかった費用はこちら!

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こちらが今回の出産でかかった費用の明細です。

「合計費用負担額」を見てみると…

 

はちじゅうろくまんにせんごひゃくじゅうえん…

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実際にはここから健保からの「出産育児一時金」42万円が引かれた額、442,510円が窓口で支払った金額になります。

 

これはあらかじめ「直接支払制度」を選択して、健保から病院へ一時金が直接支払われるようにしていたからです。おそらく多くの人がこの制度を利用するのではないでしょうか。

 

直接支払制度を選択していなかったら、窓口でまるっと86万円ほどを払わなければいけなかったので、やっぱり選択しておいて良かったと思います。

 

もっとも陸マイラー的には高額のカード決済は「マイルを稼ぐ絶好のチャンス!!」ではありますので、若干の「もったいなさ」を感じてしまいますが、これは悪い癖。

 

よっぽど現金に余裕がある人ならともかく、現実的には「直接支払制度」をあらかじめ選択しておいた方が良いと思います。

 

選択しない場合には、一時金が手元に振り込まれるのにある程度時間がかかります。

 

出産後もミルクに、おむつに、ベビーカーにと、とにかくあらゆるところにお金がかかりますので、手もと現金に余裕を持たせることは重要ですね。

 

平均的な出産費用との比較

 

では、次に今回の出産費用が平均的なものに比べてどうだったのか見てみましょう。

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これは厚生労働省の「正常分娩分の平均的な出産費用について」(平成27年度)からの抜粋です。こちらは診療所、助産院を除く病院での出産費用の平均になります。

https://www.kokuho.or.jp/statistics/lib/h27nendo_syussan1-4.pdf

 

この資料によれば平均値で503,967円。ということは今回の費用は30万円以上平均値より高いですねぇ。

 

もっともこの平均値は地域によってバラつきがあります。東京都の平均はこちらより若干高くなるようです。

 

次に各項目ごとの内訳がこちら。

 

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平均値と中央値がありますが、いったんここでは平均値で比較してみましょう。

 

 

項目平均値(平成27年)ちゃはち家
入院日数 7 11 4
入院料 145399 0 -145399
室料差額 17519 80000 62481
分娩料(分娩介助料) 225871 317000 91129
新生児管理保育料 45720 90000 44280
検査・薬剤料 13538 30000 16462
処置・手当料 12538 11200 -1338
産科医療補償制度 15808 16000 192
その他 27575 26500 -1075
一部負担金等 - 291810 291810
503967 862510 358543

 

入院日数

平均との差は+4日です。

 

破水してから出産までの約2日分に加え、帝王切開で産後の入院が長くなりましたのでその分が影響して平均より長くなってます。

 

入院日数が長ければ他の項目にも影響が出そうですね。

 

入院料

差額-145,399円

 

こちらは我が家の明細では0円になってます。「なんで?」と思いましたが、実は入院に関する費用は「保険診療」となっており、最後の項目「一部負担金」に含まれていました。

 

帝王切開による出産ということで保険診療の扱いになったようです。ちなみに入院料の自己負担額は保険点数から換算すると「60,228円」です。

 

これ、保険診療になったことで3割負担になり、通常分娩の場合よりも自己負担が少なくなっているんですね。おもしろい逆転現象です。

 

室料差額

差額+62,481円

 

これはですね。ええ、個室が空いたので部屋を変えました…。贅沢仕様であります。

 

初めは4人部屋だったんですけど、自分の回復をまず第一に考える必要がある帝王切開の場合は特に、相部屋っていうのはなかなか気を使って休まらないようでして。

 

大丈夫な人には大丈夫なんでしょうけど、うちの妻は色々気をもんでしまうタイプなので、必要経費ということでここはどーんと奮発しました。

 

平均値との差額が大きくなった大きな理由の一つですね。

 

 

分娩料(分娩介助料)

差額+91,129円

 

平均値の表には「分娩料」とありますが、我が家の明細にはその記述が無く変わりに「分娩介助料」という記載がありましたので、こちらで比較してみます。

 

ここはずいぶんと平均値との差が大きくなっていますね。

 

やはり帝王切開の影響なのでしょうか…。

 

さらに詳しい明細を確認してみると、こんな項目がありました。

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 分娩医学管理(極めて困難) ¥160,000

 

これはなんでしょう?

 

破水後に胎児の心拍が不安定になっていたことが影響しているのか、それとも喘息などの持病があるのでその影響なのか。はたまた、そもそも帝王切開に起因するものなのか…。良くわかりませんが、これが差額要因の一つになっているようです。

 

それから保険診療である「一部負担金」の項目の中には「手術料」として143,082円分の自己負担がありました。あとは「麻酔」が36,990円。

 

これらも含めると、平均との差額は約27万円。「極めて困難」の16万円が帝王切開と関係がなかったとしても、分娩そのものにかかった費用は保険適用があっても、やはり通常分娩より高くなりました。

 

新生児管理・保育料

差額+44,220円

 

こちらも平均より高くなりました。

 

詳細を見ると「10,000×9回」とありましたので、生まれてから退院するまでの日数分のようです。

 

出産後の入院期間は帝王切開の場合通常より長くなりますので、こちらも帝王切開による影響と考えても良いでしょうかね。

 

検査・薬剤料

差額+16,462円

 

平均よりちょっと高いです。

 

破水の後ずっと赤ちゃんの心拍をモニタリングしていましたので、それも影響しているようです。

 

NSTってやつですね。これは保険外のようです。

 

その他

その他の項目には特に大きな差はありませんでした。

 

1つ面白かったのは分娩費用について「深夜割増」「休日割増」があったことですね。「その他」の項目に含まれています。

 

祝日の深夜に生まれましたから「休日深夜」という最高レートでの出産になりましたね。

 

生まれる時間・曜日なんてそうそうコントロールできないですから、どうにもならん話ですが。

 

それにしても産科というところは朝昼関係なく、ひっきりなしにお産があるもんだなぁとつくづく感じました。ずーっと夜中の病棟にいたもので。

 

真夜中にも関わらず、一生懸命に働いてくれているスタッフの方々には頭があがりません。ありがとうございます。

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さてさて、この比較の結果、一部に帝王切開との因果関係が不明な項目があるものの、それを除いてもやはり通常分娩よりも出産にかかる費用が高額になっていたことが分かりました。

 

帝王切開で入ってくるお金

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「やっぱり帝王切開の方がお金がかかるのかぁ」と思いましたが、諦める(?)のはまだ早い。

 

出ていったお金があるのなら、入ってくるお金もあります。

 

高額療養費制度

先ほど述べた通り、帝王切開の場合その多くが「保険診療」の対象になっていました。

 

ということは、1ヶ月のうちにかかった保険診療のうち、限度額を超えた部分は「高額療養費制度」を使って戻すことができます。

 

上限額は年齢と所得に応じて変わります。詳しくはこちらのサイトでご確認ください。

 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000075123.pdf

 

今回の出産でかかった保険診療の自己負担額は291,810円でした。

 

仮に妻の上限額が月57,600円だとすると、戻ってくる額は234,210円になります。

 

これはでかい‼︎

 

ただし、還付を受けるためには健保への申請が必要になります。また実際に入金がされるまで少なくとも3ヶ月位かかるようです。

 

また、高額療養費制度は、あらかじめ「限度額認定」を受けておけば窓口での支払いを上限額までにすることができます。

 

緊急の帝王切開では申請は難しいですが、もし予定帝王切開であらかじめわかっているのであれば、認定を受けておくことで窓口での支払い額を抑えることができます。

 

僕らは緊急帝王切開でしたので、退院してから手続きをしました。戻ってくるのは4月以降ですかね。でもこれは絶対したほうがいいですよね。

 

医療保険の給付

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医療保険に加入していれば、通常帝王切開であれば保険金の給付を受けることができます。もちろん契約内容によりますが。(条件がついているケースもあります)

 

妻も少しばかりではありますが、医療保険に入っていましたので給付の手続きをしました。

 

申請してから給付を受けるまでの日数は、保険会社によると思いますが、妻が入っている保険会社の場合書類がそろった後は数日で振り込みが行われるとのこと。

 

ただし、申請には病院へ診断書の発行を依頼する必要がありますので、これに少し時間がかかりました。また、手数料も少しかかります。「文書料」ってやつですね。

 

保険の申請によって戻ってくるだろう保険金は約10万円位になりそうです。

 

結局持ち出しは…

 

ではあらためてかかった費用を計算してみます。

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出産費用総額862,510円-出産一時金420,000円-高額療養費還付234,210円-医療保険給付100,000円=108,300円

 

ということで実際「持ち出し」となったのは108,300円となりました。

 

あれれ…通常分娩の平均金額とあまり変わらなくなりました!

 

室料差額が80,000円ありましたから、もしこれがなかったら平均を下回ります。

 

結果としてわかったことは

 

「帝王切開による出産は通常分娩より費用は多くかかるが、高額療養費や医療保険の給付を受けることで、通常と変わらないか、または通常よりも少ない費用となることもある」

 

ということです。

 

まとめ

 

帝王切開による出産は一時的に高額な支払が発生したとしても、取り戻すことのできる金額も多く、しっかり手続きをすることでその負担は意外と大きくならない可能性があります。

 

また、あらかじめ窓口での支払額を少なくするための制度もあります。

 

出産にはそれなりの費用が掛かりますが、すべては安全・無事に出産を行うためにかかるものです。必要な処置はたとえお金がかかったとしてもしっかり受けなければなりません。

 

そして出産に至る過程は様々で、100人いれば100通りの出産があると言ってもいいと思います。

 

今回自分たちのケースではこのような結果になりましたが、人それぞれベストなお産のために行われる処置は違うはずです。よってかかる費用も様々でしょう。

 

いざ出産!という時にまでお金のことを気にするのはあまり良くないですよね。

 

日本の出産に関する制度は良くできていると個人的には思いますので、あまり気にしすぎないことも大切かも。

 

ただ、あとから「知らなかった」とならないよう、あらかじめ出来る限りの準備(心の準備も含め)をしたうえで、不安なくその時を迎えたいものですね。

 

では、今回はこの辺で!