亀戸天神でお宮参りと厄除けをして来た話

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みなさんこんにちは。ちゃはちです。

息子がおぎゃーと生まれて2ヶ月が経過しました。息子を連れての外出も少しずつ慣れてきましたので、先日延び延びになっていたお宮参りにようやく行ってきました。

お参りしたのは「亀戸天神」。学問の神様である菅原道真公を祀った神社で、古くは九州の大宰府天満宮に対して東宰府天満宮とも呼ばれた、歴史と由緒ある神社であります。

ちなみに「かめいど」と読みますよ。

亀戸天神に決めたワケ

もともと安産祈願は水天宮へお参りをしていたので、お宮参りも水天宮を考えていたんです。

でもやはり怖いのは「混雑」。

平日にはなかなか休みをとることが難しかったので、必然的にお参りは土日になりそうです。

となると、都内最大のお宮参りのメッカ(神社ですが)である水天宮は混雑必死。生まれたばかりの小さな子どもを連れていく自信がありません。そもそも小さな子供を連れてくる場所ですがね。

そこで、水天宮には近いうちにお礼参りに行くとして、お宮参りは比較的近場でありながら水天宮ほどの混雑がなさそうで、それでいてご利益もありそうな(?)場所にしようと考えました。

思いついたのは亀戸天神。僕の実家からもわりと近く、小さなころから良く初詣などに行っていましたし、10年ほど前には近所に住んでいたりしたので縁としては文句なし。

しかも学問の神様ですからね。遺伝子の壁をぶち壊して頭の良い子になってくれそうな気がします。

お宮参りに来る人もそれなりに多そうですが、水天宮ほどではないでしょう。きっと。

ということで、お宮参りは亀戸天神に決定です。

亀戸天神へのアクセス

最寄駅は総武線亀戸駅。こちらから徒歩で約15分とそこそこ歩きます。

北口を出て駅前の商店街「十三間通り」を北上します。日曜日はこの十三間通りが歩行者天国になっていてなかなか楽しいですよ。

蔵前橋通りとの交差点に出たら左折。そのまま西へ向かっていくと右手に亀戸天神があらわれます。道のりはシンプルで簡単です。

車で行かれる方は、神社の東側に無料の駐車場があります。20台位停められるでしょうか。婚礼や祈祷を受ける方専用になりますので、お宮参りの場合は堂々と駐車できます。

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近隣にもコインパーキングが点在しています。

ただ時期によっては「藤まつり」や「梅まつり」などイベントがあり、混雑することもあるかもしれませんので、検討される方はあらかじめホームページ等で確認しておいた方が良いですね。

kameidotenjin.or.jp

ちなみに当日は梅まつり終了直後で、かつ受験シーズンもほぼ終了。おまけに仏滅ということもあってか、土曜日でも駐車場には余裕がありました。

お宮参りの流れ

予約制ではなく、都度受付のシステムです。受付は本殿の隣にある社務所になります。

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社務所はなかなか立派です。さすがです。

入口の自動ドアから入って左側に受付のカウンターがありますので、そちらで申込書を記載します。受付時間は午前9時から午後4時までで年中無休だそうです。

申込書と祈願料を渡すと、「待合室でお待ちください」と奥へ通されます。

ちなみに祈願料は5000円からということでしたので、ぴったり5000円を無地の慶弔袋に入れて用意。表に「御初穂料」と子供の名前を書いて渡しました。

さらに僕は今年本厄の歳だったので、併せて厄除け祈願もお願いしました。こちらも5000円の入った袋で渡しましたので、併せて10000円ジャストです。

「学問の神様」に厄除けをお願いするというのもどうなのかという気もしましたが、そこは天下の天満宮様ですからユーティリティープレイヤーに違いありません。きっと不動様のような強大な腕力ではなく、圧倒的知力で戦略的に厄を追い払っていただけることでしょう。

社務所の中には写真館もあります。今回は別の場所を予約していたので利用しませんでしたが、お祝い着のレンタルもあるようなので便利ですね。なかなかいいお値段がするようですが。

待合室は15~20畳くらいでしょうか。イスがずらっと並んでいました。十分な広さがありますので、多少の待ち時間なら問題なさそうです。

10分ほど待った後、「それでは御祈願を始めます」と本殿へ移動するよう促されました。

厳粛な雰囲気の本殿には布製のイスが並べられています。外の空気がそのまま入ってきますので少し寒いです。冬場はあたたかい格好をした方が良いかもしれません。

大きな太鼓の音とともに祈祷がスタートしました。息子もわりとおとなしくしています。どうやら外面は良いようです。内弁慶?

基本的には神主さん(?)の言うとおりに動けばOK。

お祓い→祝詞(のりと)→玉串の奉納

といった感じで進みました。玉串の奉納は作法があるようですが、全く分からなかったので神主さんに「ここにおけばいいんですか…?」と聞きながら奉納しました。

よくよく思い出してみると待合室に「玉串奉納の作法」が貼ってあったんですよね。ちゃんと見とけばよかった。

最後に全員で2礼2拍手1礼で祈祷は終了となりますが、その後お札などの入った紙袋をいただきます。

その際に「よろしければおみきをどうぞ」と促されました。

おみき?オミキ?おみ木?oh,Miki??…

あー、御神酒か、と理解するにちょっと時間がかかりましたが、要するにお酒ですね。

今まで御神酒を飲んだ経験が無かったもので作法など全く分かりませんが、車で来ていたので同行していた僕の父が飲みました。父もきっと正しい作法など分かってなかったと思います。

頂く前にまず小指にちょんと御神酒をつけて軽く子供の下唇につけるように神主さんに促されました。

うちの子はすぐべろべろと舌を出すので、ホントにつけると舐めてしまいそうでしたから、形だけちょんちょんとしてみます。

飲酒運転や未成年飲酒について昔よりも厳しくなった現代ですから、こういった神事におけるお酒の扱いは非常に難しいですね。

実際には湿らす程度の量ですから大きな影響はないのかも知れません。でも決して強制されるわけではないですから、ちゃんと自己判断しないといけませんね。

ちなみに頂いた紙袋の中身はこんな感じです。

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こちらはお宮参りの分。小さなかわいいお守りが入っていました。子供用ですね、きっと。

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「記念品」と書かれた白い箱にはプラスチック製のカップが入っていました。天神様(道真公)が5歳で初めて歌を詠んだ時のイラストだそうです。神童っぷりが伺えますね。息子がそんな風になるイメージは全くできませんが。

厄除けの分ももうワンセット頂きましたが、そちらには御神酒が入っていました。

境内を散策

亀戸天神は敷地的には割とこぢんまりしています。気候も良かったので祈祷後はちょっとだけ境内を散策しました。

スカイツリーが間近にあるので天気が良いとなかなかのロケーションです。

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境内には池があり、鳥居から本殿まではこの池にかかる太鼓橋を渡っていくことになります。

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太鼓橋はかなり急な階段になっていますので、ベビーカーだと厳しいです。

ベビーカーで行かれる方は正面の鳥居をくぐってすぐ、左右両側にも境内の外周を周っていく参道がありますので、そちらを使えば急な階段を回避できます。

↓こちらは入って右手側の参道の様子です。

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太鼓橋の上から境内の池を見下ろすとたくさんの亀が…。亀戸ですから。

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都内にありながら流れる空気もゆっくりに感じられて、なかなか良いですよ。

亀戸天神オススメです

というわけで亀戸天神でお宮参りをしてきましたが、都内や千葉東部に住まわれている方にはオススメです。

祈祷は終始我々だけの貸切状態で、変に周りに気を使うこともなかったです。

もっともこの日は仏滅だったので、他の日だとまた混雑具合は違うのかもしれません。

そもそも六曜は神道とは全く別の考え方なので、本来はお宮参りに直接関係ないようです。

「仏滅だから今日はお宮参りに行かない」というのは「朝の十二星座占いが最下位だから今日はお宮参りに行かない」というのとほとんど同じです。気にするも気にしないもそれぞれの考え方ですから何とも言えませんけども。

「子どもが生まれたことを報告し、神様のご加護を受けるよう祈る」宗教行事ではありますが、しっかりと祈願をすることで親としての自覚をより一層強めることにつながりました。

神様に頼りすぎないよう、しっかり頑張ります!ではまた。

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